高齢者向け転びにくいスリッパおすすめ8選|脱げにくさや滑りにくさを重視した選び方を紹介!

歩行・外出
※イメージとして作成した画像です

高齢の親が室内でつまずいたり、スリッパが脱げそうになって足元をふらつかせたりすると、家族としては転びにくいスリッパを用意したいと考えるものです。

特に高齢者は、加齢に伴う筋力やバランス能力の変化、足の上がりにくさ、視力の低下などが重なることで、わずかな段差や床の状態によって転倒する場合があり、普段何気なく履いている室内履きも見直したいポイントになります。

しかし、滑り止めが付いていれば必ず安全というわけではなく、靴底が床に引っかかりやすいものや、足に合わず脱げやすいもの、厚底で足元が不安定になるものは、かえって歩きにくさにつながる可能性があります。

また、一般的なスリッパはかかとが固定されないものが多いため、歩くときに足から離れたり、脱げないように足指へ余計な力を入れたりすることがあり、転倒が心配な高齢者には、かかとを覆う室内用シューズも含めて比較することが大切です。

転びにくさを考えるときには、靴底の滑りにくさだけでなく、足へのフィット感、つま先の形状、脱ぎ履きのしやすさ、足のむくみへの対応、床材との相性などを総合的に確認する必要があります。

ここでは、高齢者向けの転びにくいスリッパや室内履きとして検討したい実在の商品8選を紹介し、それぞれの特徴や向いている人、購入前の注意点を整理するとともに、転倒を防ぐための選び方、試着のポイント、家庭内の環境づくりまで詳しく紹介します。

高齢者向け転びにくいスリッパおすすめ8選

高齢者が転びにくい室内履きを探すなら、一般的なスリッパだけに限定せず、かかとを覆うルームシューズや介護用シューズ、室内向けのリハビリシューズまで比較することをおすすめします。

特に歩行が不安定な人や、以前にスリッパが脱げて転びそうになった経験がある人には、甲やかかとを支えられる構造のほうが適している場合があります。

以下では、徳武産業のあゆみシューズやムーンスターの室内向けシューズから、メーカーが公表している特徴をもとに8商品を選び、順位ではなく用途別のおすすめ候補として紹介します。

いずれも転倒を完全に防ぐ商品ではないため、購入前には足のサイズや歩き方を確認し、必要に応じて理学療法士などの専門職へ相談してください。

あゆみシューズ エスパド

徳武産業の「あゆみシューズ エスパド」は、一般的なスリッパのような気軽さを求めながら、足にフィットする室内履きを探している高齢者にとって検討しやすい商品です。

メーカーの公式通販サイトでも定番の室内履きとして紹介されており、普通のスリッパでは足に合うものが見つからない人が比較する候補の一つになっています。

例えば、自宅の廊下や居間を歩くときにスリッパが足から離れやすい人は、単に底の滑り止めを強くするのではなく、足の甲やかかと周辺のフィット感を見直すことが重要です。

エスパドのような足を包む形の室内履きは、足から離れやすいスリッパが苦手な人に向く場合がありますが、履き口や足幅が本人に合っていなければ十分な安定感は得られません。

また、足のむくみが強い人や、厚手の靴下を履く人では、時間帯によってきつさが変わることがあるため、普段の使用条件に近い状態でサイズを確かめましょう。

商品情報はあゆみシューズ公式通販サイトで確認できるため、素材やサイズ展開、お手入れ方法を見ながら、本人の足に合うか検討することが大切です。

あゆみシューズ エスパドマカロン

「エスパドマカロン」は、あゆみシューズのエスパドシリーズから、履き心地や室内での使いやすさを重視したい人が比較したい商品です。

徳武産業の公式案内では、足入れのしやすさに加え、底に二か所の滑り止めを備えることや、底材に水が染み込みにくい工夫が施されていることが特徴として紹介されています。

例えば、朝起きて寝室から洗面所へ移動するときや、居間から台所へ歩くときなど、日常の短い移動で使う室内履きを探している人には候補となるでしょう。

ただし、滑り止めがあることだけで安全性を判断するのは適切ではなく、床材によっては靴底が引っかかり、すり足で歩く人にとって歩きにくくなる可能性もあります。

また、室内履きが柔らかすぎると足元が不安定に感じられる人もいるため、本人が実際に歩いたときに足の裏全体で床を感じられるか、つま先が引っかからないかを確認しましょう。

エスパドマカロンは、一般的なスリッパから少しフィット感のある室内履きへ変えたい人にとって候補になりますが、転倒歴がある人や歩行が不安定な人は、かかとをしっかり支えるタイプも併せて比較することをおすすめします。

あゆみシューズ 早快マジック2 レギュラー

「早快マジック2 レギュラー」は、室内や施設内で使いやすい軽量なシューズを探している人や、甲の締め具合を調整したい高齢者に向いている商品です。

徳武産業の公式通販サイトでは、甲部分をベルトで調整できること、つま先にゆとりがあること、靴底に屈曲性と適度なグリップ力があることなどが案内されています。

例えば、普通のスリッパでは歩くたびに脱げそうになる人や、足の甲が高くて市販の室内履きが窮屈に感じられる人には、ベルトでフィット感を調整できる構造が役立つ場合があります。

また、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗える仕様が案内されているため、室内履きを清潔に保ちたい家庭や、施設での使用を考えている人にも比較しやすい商品です。

ただし、面ファスナーのベルトは適切に留めなければ足が靴の中で動いてしまう可能性があり、反対に強く締めすぎると足の甲に圧迫感が出るため、本人が快適に歩ける位置へ調整する必要があります。

また、軽い靴が必ず歩きやすいとは限らず、足の筋力や歩行の特徴によっては適度な支えが必要になるため、購入後は平らな場所で歩行状態を確かめ、ふらつきが増える場合には使用を見直しましょう。

あゆみシューズ オープンマジックⅢ

「オープンマジックⅢ」は、足の甲を大きく開いて履ける構造が特徴で、足のむくみや変形がある高齢者、家族が靴を履かせる場面が多い人に向いています。

徳武産業の公式案内では、甲部分が全開するため足入れがしやすく、面ファスナーで足の状態に合わせて調整できることや、通気性に配慮した素材が使われていることが紹介されています。

例えば、夕方になると足がむくんで室内履きがきつくなる人や、足指の変形があって一般的なスリッパへ足を入れにくい人には、開口部が広い構造が便利な場合があります。

さらに、足幅が広い人向けの仕様も展開されているため、足長だけでサイズを決めず、足囲や甲の高さも考えて選びたい人にとって比較しやすい商品です。

ただし、足に余裕があることと、歩行中に足が靴の中で動かないことは別なので、幅広の商品を選ぶ場合でも大きすぎるサイズを購入しないよう注意しましょう。

また、室内だけでなく施設やリハビリの場面でも使われるタイプですが、利用施設によって履物の条件が決められている場合があるため、入院や通所サービスで使う予定がある人は事前に確認してください。

ムーンスター PASTEL410

ムーンスターの「PASTEL410」は、室内での歩きやすさに配慮したシューズを探している高齢者や、足のむくみに合わせて履き口を調整したい人に向いています。

メーカーの2025年8月の発表では、室内利用を考慮した滑り止めラバーの配置や、つま先を床から約20ミリメートル上げた設計、軽量で柔らかい素材などが特徴として紹介されています。

さらに、履き口が大きく開く構造になっているため、足を入れやすく、家族が履かせる場面でも扱いやすいことが期待できます。

例えば、すり足になりやすい高齢者や、普通のスリッパではつま先を床に引っかけることがある人には、つま先の形状を工夫した室内履きが候補となります。

ただし、つま先が上がった構造であっても、すべてのつまずきを防げるわけではなく、本人の歩幅や床材、段差の高さによって使いやすさは異なります。

また、足がむくんでいるからといって大きめのサイズを選ぶと、靴の中で足が動いてしまうことがあるため、足長と足囲の両方を確認し、実際に歩いたときのフィット感を重視しましょう。

ムーンスター PASTEL411

ムーンスターの「PASTEL411」は、甲部分のフィット感を重視しながら、室内で使いやすい軽量シューズを探している人に向いています。

メーカーの公式発表では、幅広の甲バンドに伸縮性があり、足の状態に合わせてフィットしやすいことや、室内での使用を考慮した靴底の滑り止め構造が紹介されています。

例えば、足の甲が日によってむくみやすい人や、面ファスナーを毎回細かく調整することが負担になる人には、伸縮性のある構造が便利に感じられる場合があります。

また、一般的な介護用シューズの見た目に抵抗がある高齢者でも、落ち着いた色合いの室内履きであれば、普段の生活に取り入れやすいことがあります。

ただし、伸縮性があることと、足を十分に固定できることは同じではないため、かかとが浮いたり、歩くたびに靴の中で足が前後へ動いたりしないかを確認することが重要です。

PASTEL410とPASTEL411はどちらも室内向けとして設計されていますが、甲の構造が異なるため、本人がどちらを履きやすいか、介助する家族が扱いやすいかを比較して選びましょう。

ムーンスター MS大人の上履き

ムーンスターの「MS大人の上履き」は、入院やリハビリ、デイサービスなどでも使いやすい室内用シューズを探している人にとって、比較したい定番の候補です。

メーカーの公式案内では、軽量で通気性に配慮したメッシュ素材や、滑りにくさを考慮した靴底、洗いやすさなどが特徴として紹介されています。

また、スリッポンタイプと甲バンドタイプがあるため、脱ぎ履きの手軽さを重視するか、甲のフィット感を調整したいかによって選択肢を変えられます。

例えば、デイサービスへ通う高齢者が施設内で履く靴を探している場合には、かかとを覆う上履き型を候補にすると、一般的なスリッパよりも足に合ったものを見つけやすい場合があります。

ただし、入院施設や介護施設では履物の形状や靴底について独自のルールが設けられていることがあるため、購入前に施設側へ確認する必要があります。

また、洗える商品でも乾燥方法や使用できる洗剤に制限がある場合があるため、メーカーの取り扱い表示を守り、靴底がすり減ったり生地が変形したりした場合には交換を検討しましょう。

あゆみシューズ ダブルマジックⅢ

徳武産業の「ダブルマジックⅢ」は、足の甲をしっかり支えたい人や、むくみや足の変形に合わせてフィット感を調整したい高齢者に向いている商品です。

メーカーの公式案内では、甲を深く支える構造や、足入れのしやすさ、面ファスナーによる調整機能などが特徴として紹介されています。

例えば、普通のスリッパではかかとが浮いてしまう人や、足の幅が広く一般的な室内履きが窮屈に感じられる人には、足に合わせて調整できるシューズが役立つ場合があります。

また、足のむくみがある人向けに幅広の仕様も用意されているため、夕方になると足の大きさが変わりやすい人にも比較しやすい商品です。

ただし、ダブルマジックⅢは一般的な布製スリッパとは異なるケアシューズなので、室内で使用する場合には靴底の状態や床材との相性を確認し、必要に応じて屋内専用として使い分けましょう。

足を深く支える構造は歩行の安定に役立つ場合がありますが、本人の足に合っていなければ靴擦れや歩きにくさにつながるため、できるだけ試着してから選ぶことをおすすめします。

高齢者が転びにくいスリッパを選ぶポイント

高齢者向けのスリッパや室内履きを選ぶ際には、商品名に「滑りにくい」「転びにくい」と書かれているかだけでなく、足へのフィット感や歩いたときの安定性を確認することが重要です。

特にかかとが固定されないスリッパは、足から離れやすい人やすり足で歩く人にとって不安定になる場合があるため、必要に応じて室内用シューズへ切り替えることも検討しましょう。

また、滑り止めが強すぎる靴底は床に引っかかる可能性もあるため、床材や歩き方との相性を確認することが大切です。

かかとを支える形状

転倒が心配な高齢者には、かかとを覆う形状の室内履きが適している場合があり、歩くたびにスリッパが脱げそうになる人には特に検討したいポイントです。

一般的なスリッパはかかとが開いているため、足を持ち上げた際に履物が離れたり、脱げないように足指へ力を入れたりすることがあります。

例えば、歩くときにスリッパのかかとがパタパタ動く人や、階段の前で履物を直すことが多い人には、かかとを包むルームシューズや甲を調整できるタイプが向く場合があります。

  • かかとが浮きにくい
  • 足の甲を支えられる
  • 歩行中に脱げにくい
  • 足の中でずれにくい
  • 着脱に無理がない

ただし、かかとを覆っていれば必ず安全というわけではなく、サイズが大きすぎたり、かかと部分が柔らかすぎたりすると、歩行中に足が動いてしまう場合があります。

本人が履いた状態で数歩歩き、かかとが浮かないか、足の指が窮屈でないか、方向転換するときに靴がずれないかを確認することが大切です。

靴底の滑りにくさ

高齢者向けの室内履きを選ぶ際には、靴底の素材や溝の形状を確認し、使用する床で適度なグリップ力が得られるかを考える必要があります。

フローリングやビニール床、畳などは表面の状態が異なるため、ある場所で滑りにくい靴底でも、別の場所では歩きにくくなることがあります。

例えば、滑り止めが強い靴底を履いたときに、すり足の人が床へつま先を引っかけてしまう場合には、単にグリップ力が強い商品を選ぶことが適切とは限りません。

確認項目見るポイント
靴底の素材床との相性
滑り止め適度なグリップ力
靴底の厚さ安定した接地感
つま先の形床への引っかかり
摩耗状態滑り止めの減り

また、靴底がすり減ると新品のときと滑りにくさが変わる場合があるため、長く使っている室内履きは定期的に底面を確認しましょう。

滑りにくさを重視する場合でも、本人が足を自然に前へ出せることを優先し、実際に歩いたときの感覚を確認して選ぶことが重要です。

足に合うサイズ

高齢者が転びにくい室内履きを選ぶためには、足長だけでなく、足幅や甲の高さ、むくみの状態まで考えてサイズを合わせることが大切です。

大きすぎる室内履きは歩行中に足が前後へ動きやすくなり、小さすぎるものは足指を圧迫して歩きにくさや痛みにつながる場合があります。

例えば、夕方に足がむくみやすい人は、朝だけ試着して購入すると、夕方には窮屈になることがあるため、普段むくみが出る時間帯の状態も考慮する必要があります。

  • 足長を確認する
  • 足幅を確認する
  • 甲の高さを確認する
  • かかとの浮きを確認する
  • 普段の靴下で試着する

また、左右で足の大きさが異なる人や、片足だけむくみが強い人では、同じサイズを無理に履くことが適切でない場合もあるため、左右別サイズで購入できる商品を検討する方法もあります。

サイズ表だけで決めず、実際に立った状態や歩いた状態で確認し、足の痛みやしびれが出ないものを選びましょう。

転倒しやすい高齢者が避けたい室内履き

高齢者の転倒を防ぐためには、どのような室内履きを選ぶかだけでなく、避けたほうがよい特徴を知っておくことも重要です。

特に足に合わない大きなスリッパや、厚底で不安定な履物、歩くたびに脱げそうになるものは、転倒が心配な人にとって負担になる場合があります。

ただし、同じ商品でも歩き方や足の状態によって使いやすさは異なるため、見た目だけで危険と決めつけず、実際の歩行状態を確認して判断しましょう。

かかとが浮くスリッパ

歩くたびにかかとが浮くスリッパは、足から履物が離れやすく、歩行が不安定な高齢者には適さない場合があります。

特にすり足で歩く人や、足を十分に持ち上げにくい人では、スリッパが床に引っかかったり、脱げかけた履物を直そうとしてバランスを崩したりする可能性があります。

例えば、歩行中に何度もスリッパを履き直している人や、階段の手前で履物がずれる人には、足にフィットする室内用シューズを検討することが大切です。

  • 歩くと脱げそうになる
  • かかとが大きく浮く
  • 足指で履物をつかんでいる
  • 方向転換でずれる
  • 階段で不安定になる

ただし、かかとを覆う靴でもサイズが合わなければ同じように不安定になるため、単に形状を変えるだけでなく、本人の足に合うものを選ぶ必要があります。

また、脱ぎ履きが難しい人には甲部分を大きく開けるタイプや、家族が履かせやすい構造を検討するとよいでしょう。

厚底で不安定なタイプ

厚底のスリッパや、柔らかすぎるクッションを備えた室内履きは、人によっては足元の安定感を得にくくなる場合があります。

靴底が厚くなると床の感覚が伝わりにくくなることがあり、足首の動きやバランス能力が低下している人では、方向転換の際にふらつきを感じる可能性があります。

例えば、ふわふわした履き心地を好んで厚底のスリッパを選んでも、歩くと左右へぐらつく場合には、より安定した底面の室内履きへ変更したほうがよいことがあります。

特徴注意点
厚すぎる靴底床の感覚が弱くなる
柔らかすぎる底足元が不安定になる
高いヒール重心が変化しやすい
細い接地面左右へぐらつきやすい
大きすぎるサイズ足が靴の中で動く

ただし、クッション性がまったくない靴がよいという意味ではなく、足裏の痛みがある人には適度な衝撃吸収性が必要になる場合もあります。

本人が立ったときに安定しているか、歩くときに足が自然に前へ出るかを確認し、履き心地と安定性の両方を考えて選びましょう。

つま先が引っかかるタイプ

高齢者の室内履きでは、つま先が床へ引っかかりやすい形状にも注意する必要があります。

加齢や病気によって足首を持ち上げる力が弱くなると、歩く際につま先が十分に上がらず、わずかな段差や床の凹凸につまずく場合があります。

例えば、室内で何もない場所につまずくことが増えた人や、歩くときに足を引きずるような動きがある人には、つま先の形状や靴底の屈曲性を確認することが大切です。

  • つま先が床に当たりやすい
  • 歩くと足を引きずる
  • 段差でつまずく
  • 靴底が硬すぎる
  • 履物が足から離れやすい

ただし、つま先が上がった形状の靴を履けば必ずつまずきがなくなるわけではなく、歩行の問題が筋力低下や神経の病気などに関係している場合には、履物以外の対応も必要です。

転倒が増えている場合や、急に足が上がりにくくなった場合には、医療機関で原因を確認し、必要に応じてリハビリの専門職へ相談しましょう。

室内での転倒を減らす環境づくり

高齢者向けの転びにくいスリッパを選んでも、室内に段差や滑りやすい場所が残っていると、転倒の危険を十分に減らせない場合があります。

特に高齢者は、夜間のトイレ移動や、暗い廊下での歩行、床に置かれた小物へのつまずきなど、日常生活のさまざまな場面で転倒することがあります。

そのため、履物を見直すことと合わせて、床の状態、照明、手すり、家具の配置などを確認し、安心して移動できる環境を整えることが大切です。

床の段差を減らす

高齢者の転倒を防ぐためには、室内の小さな段差や床に置かれた物を減らすことが重要です。

特にすり足で歩く人や、足を高く持ち上げにくい人では、数センチ程度の段差やカーペットの端でもつまずくことがあります。

例えば廊下に敷いたマットの端がめくれている場合や、電源コードが床を横切っている場合には、歩行の邪魔にならないよう整理することが大切です。

  • マットのめくれを直す
  • 電源コードを整理する
  • 床の小物を片付ける
  • 段差を目立たせる
  • 歩く場所を広く確保する

また、滑り止めマットを使う場合でも、端が浮いたり、マット自体が動いたりすると転倒につながるため、設置後の状態を確認しましょう。

履物だけに頼るのではなく、家の中でよく歩く経路を家族と一緒に確認し、危険になりそうな場所から少しずつ改善することが大切です。

夜間の照明を見直す

高齢者が夜間にトイレへ行く際には、足元が見えにくいことで段差や障害物に気づかず、転倒する可能性があります。

特に寝起きは身体が十分に目覚めていなかったり、立ち上がったときにふらついたりすることがあるため、室内履きの安全性だけでなく、移動経路の明るさを確保することが重要です。

例えば寝室からトイレまでの廊下に足元灯を設置したり、手の届きやすい位置に照明のスイッチを配置したりすることで、暗い場所を歩く時間を減らせます。

場所工夫
寝室足元灯を設置
廊下十分な明るさを確保
トイレスイッチ位置を見直す
階段段差を見やすくする
玄関照明を確保する

ただし、照明が明るすぎると夜間にまぶしく感じる場合もあるため、本人が足元を確認しやすい明るさに調整することが大切です。

また、夜間に何度もふらつく場合には、照明だけでなく、薬の影響や血圧の変化などが関係している可能性もあるため、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

手すりや歩行補助具を検討する

室内での転倒が心配な高齢者には、転びにくいスリッパを選ぶことに加え、手すりや歩行補助具の利用を検討する方法があります。

特に立ち上がるときにふらつく人や、廊下で壁につかまりながら歩く人では、履物だけを変えても十分な安定性を得られない場合があります。

例えばトイレの立ち座りが不安定な人には、適切な位置に手すりを設置することで、身体を支えながら動作しやすくなる可能性があります。

  • 手すりの設置
  • 歩行器の利用
  • 杖の適合確認
  • 家具の配置変更
  • リハビリの相談

ただし、手すりの高さや位置が合っていない場合には使いにくくなり、歩行器や杖も本人の身体に合わなければ転倒につながる可能性があります。

転倒歴がある人や歩行に不安がある人は、理学療法士や作業療法士、ケアマネジャーなどへ相談し、生活環境に合った方法を検討しましょう。

高齢者の室内履きは足へのフィット感を優先しよう

高齢者向けの転びにくいスリッパを選ぶ際には、靴底の滑りにくさだけでなく、足から脱げにくいこと、かかとが浮きにくいこと、つま先が床へ引っかかりにくいこと、本人が無理なく着脱できることを確認する必要があります。

一般的なスリッパでは歩行中に足から離れてしまう人には、かかとを覆うルームシューズや甲を調整できる室内用シューズが向いている場合があり、徳武産業のあゆみシューズやムーンスターの室内向け商品などを比較すると、本人の状態に合った候補を探しやすくなります。

また、足のむくみや変形がある場合には、足長だけでサイズを決めず、足幅や甲の高さ、左右差、普段履いている靴下の厚さなども考慮し、できるだけ実際に試着して歩きやすさを確かめることが大切です。

転倒を防ぐためには履物の見直しだけでは十分でない場合もあるため、床の段差やマットのめくれ、夜間の照明、手すりの位置など、室内環境も合わせて確認しましょう。

特に以前より転ぶ回数が増えた場合や、急に足が上がりにくくなった場合、歩くときのふらつきが強くなった場合には、単に年齢のせいと決めつけず、医療機関やリハビリの専門職へ相談することが重要です。

高齢者が安心して室内を歩くためには、滑りにくい商品を一つ選べば終わりではなく、本人の歩き方や足の状態に合う履物を選び、住まいの環境を整えながら、無理なく安全に移動できる生活を支えることが大切です。

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